【四日市】三重県の森智広四日市市長は13日の定例記者会見で、友好都市の中国・天津市に、新型肺炎の感染拡大防止支援のため医療用手袋(検査健診用グローブ)5万枚を送ると発表した。17日以降に天津市人民政府外事弁公室に向けて発送し、現地の赤十字社を通して各医療機関に届けられる予定。30万円程度の費用は秘書国際課の既決予算内で対応する。

 市によると、天津市とは今年10月に友好都市提携40周年を迎える。毎年交流行事を実施するなど定期的にやり取りがあり、1月31日に同課の担当者がお見舞いのメールを天津市の担当者に送ったところ、すぐに「物資が手に入らない」といった内容の支援を要請する返信が届いたという。

 市では現地で不足している物資のうち、調達可能な手袋の発送を決め、市内の業者との調達契約が完了次第、物資が納品され、発送される見込み。

 森市長は「先方が大変な時に支援するのが友好都市。手袋は医療機関では必要数を常に確保しており、市民に迷惑をかけることはないと考えている」と述べた。その上で「早期の終息を願っている。中国からの物資や原材料の輸入が滞ることを懸念する声があることは承知しており、動向は注視していきたい」と語った。

 中国湖北省を中心にした新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は深刻化しており、天津市の発表によると、11日23時現在の同市の感染者は106人で、うち2人が死亡している。