廣田恵子三重県教育長は24日、任期中で最後の定例記者会見に臨んだ。越境入学や障害者雇用率の算定誤りなど、教職員らの不祥事が続いたことから「対策の繰り返しだった」と振り返った。一方、全国高校総体(インターハイ)の県内開催や児童生徒の学力向上を成果に挙げ、県教委の職員らに「子どもたちにとって何が最も良いことかを考え続けてほしい」と述べた。

 廣田教育長は「不祥事がたくさんあり、その度に対策を考えることの繰り返しだった」「子どもたちのためにという明るい気持ちで来たが、その根底に関わることがおろそかだった」などと振り返った。

 一方、平成30年に県内で開かれたインターハイや全国学力学習状況調査の結果が向上したことなどを成果に挙げた。県教委の組織も「決めたことはできるようステップアップしたと思う」と述べた。

 やり残したことを問われると、「子どもたちのためにできることの未来を描ければ良かった。どんな学校が良いのかを描くことが後追いになっていたことも事実。そこはもっとやりたかった」と語った。

 また、4月1日付で県政史上初となる女性副知事に就任することの抱負を問われた廣田教育長は「責任の重さを感じている。これまでのネットワークを生かして職務に励みたい」と述べた。