新型コロナウイルスの感染防止策として、県は26日、令和2年度の新規採用者辞令交付式を中止すると発表した。一方、今月31日の退職者辞令交付式は、時間と規模を縮小して実施する方針。

 県によると、例年の新規採用者辞令交付式は4月1日に県庁の講堂で実施。新規採用者の全員が出席し、知事のあいさつや人事委員長の祝辞、採用者の代表による決意表明などがある。

 県は当初、式典を実施する方向で調整を進めていたが、大勢が集まる場での感染を防ぐ観点から中止することにしたという。新規採用者には、自席のパソコンで知事のあいさつなどを視聴してもらう。

 一方、31日の退職者辞令交付式は、時間を例年より40分ほど少ない20分に短縮し、来賓を限定して実施する。例年は退職者が一人ずつ知事から感謝状を受け取るが、今回は一人が代表して受け取るという。

 鈴木英敬知事は26日のぶら下がり会見で「新規採用の職員は今後も研修などを控える一方で、長年にわたって苦労されてきた退職者にとっては最後。実施して県庁を去っていただこうと考えた」と述べた。