鉄道員に対しての暴力行為、件数・発生状況は?

鉄道員に対しての暴力行為、件数・発生状況は?

 日本民営鉄道協会は5月23日、平成30年度に発生した駅員や乗務員などに対する暴力行為の件数を発表した。大手民鉄16社(東武、西武、京成、京王、小田急、東急、京急、東京メトロ、相鉄、名鉄、近鉄、南海、京阪、阪急、阪神、西鉄)での暴力行為の件数は、前年度に比べて5件減少し、169件だった。

 ここ数年暴力行為が減少していることについて、日本民営鉄道協会は「全国の鉄道事業者による啓発ポスターの掲出、警察官の巡回や警備員の配置、駅係員の研修などの取り組みが浸透したのではないか」と分析した。

 暴力行為が発生する状況をみると、「理由なく突然に」(33%)が最も多く、次いで「酩酊者に近づいて」(29%)、「迷惑行為を注意して」(17%)と続いた。加害者の年齢は「40代」(23%)が最も多く、次いで「20代以下」「60代以上)(いずれも20%)、「50代」(19%)、「30代」(17%)という結果に。

 暴力行為が発生した曜日をみると、「土曜日」「日曜日」(ともに36件)が目立った。時間帯は「22時〜深夜」(83件)が断トツに多い。

 具体的な事例として「改札で執務中の駅係員は、お客さまから『ホームで言いがかりを付けている人がいる』との申告を受けた。ホームで加害者を止めようとしたところ、左わき腹を殴られた。後にホームに到着した他の駅係員が、2人を引き離そうとしたところ、胸を蹴られ、右頬を殴られた」「駅係員は、加害者に電車を案内していたところ、突然左頬を殴打されたため事務所に通報すると、今度はビニール製のカバンを振り回して左後頭部にぶつけられるなどの暴力行為を受けた」などがあった。


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