DiDiモビリティジャパンは2月14〜27日の期間限定で、同社のタクシー配車アプリ「DiDi」から特別なタクシーを配車でき、無料で乗降できるキャンペーンを行う。

 利用方法は、まずDiDi上で東京23区内の目的地を設定。決済方法(クレジットカードまたはPayPay)を選んだあと、「スーモタクシー」を選択。乗車位置を入力して、配車する。利用料は無料。なお、DiDiを使わなくても利用できるが、東京23区外で乗降した場合は料金がかかる。

 今回の「スーモタクシー」は、リクルート住まいカンパニーが運営する不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」とコラボした車両。車両には、SUUMOのオリジナルキャラクター「スーモ」をあしらっている。全3台を運行し、そのうち1台は車内にこたつを設置するという。

 今回のキャンペーンの目的について、担当者は「配車アプリのさらなる認知向上」とコメント。利用料が無料であることから、“広告車両”としてリクルート住まいカンパニーからお金をもらっていることも予想されるが、この件については「非公開」とした。

●PayPayの経験は配車でも生きるか

 スマートフォン決済では、各社の“還元キャンペーン合戦”により「スマホ決済」が世間に浸透し、やや一段落してから「ヤフー&LINE」「メルカリ&オリガミ」といった統合による業界再編が起こった。一方、配車アプリ自体の認知度はまだまだ高まっているとはいえないのが現状だろう。

 配車アプリを取り巻く環境では、2月4日に日本交通ホールディングスとディー・エヌ・エーが、「JapanTaxi」と「MOV」の事業統合を行うと発表した。今回キャンペーンを発表したDiDiモビリティジャパンは、中国のライドシェア企業「滴滴出行」とソフトバンクの合弁会社だ。ソフトバンクは周知の通り、群雄割拠のスマホ決済市場においてPayPayで一歩リードしている。配車アプリ事業では、このスマホ決済での経験が生きるのか。