日本コカ・コーラは4月30日、手指消毒用のアルコールとして使用できるエタノール製剤を製造し、医療機関向けに無償提供すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大によって、医療現場で必要とされる消毒液などが不足していることから、自社の設備を活用して支援する。

 エタノール製剤は、同社守山工場(滋賀県守山市)で製造する。守山工場では通常、「コカ・コーラ」などの製品の原液を中心に生産している。

 厚生労働省が4月10日付で事務連絡「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」を出したことを受けて、守山工場の人員と設備を活用したエタノール製剤の製造を決めた。

 製造したエタノール製剤は、公的団体を通じて医療機関などに提供される。個人や医療機関などへの直接提供はしない。

 厚労省の事務連絡を受け、国内の飲料メーカーや酒造会社などが、手指消毒液として使用できる高濃度エタノール製品の提供を始めている。