トヨタ自動車は7月7日、高級車ブランド「レクサス」の主力セダン「LS」の新型モデルを発表した。高速道路や駐車場で速度調整やハンドル操作などを支援する、最新の高度運転支援技術を採用。日本では2020年初冬に発売する。

 LSは、レクサスのフラッグシップモデルとして1989年に発売。90以上の国と地域で、累計約87万台を販売している。2017年にフルモデルチェンジしており、現行モデルは5代目。

 一部改良した新型LSは、レクサスの最上級モデルとして追求してきた“静粛性”と“乗り心地”を大幅に向上させたという。サスペンションの改良によって室内に伝わる振動を抑えたほか、シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するなどの改良で、振動をより吸収できるようにして座り心地を高めた。また、ハイブリッド車、ガソリンエンジン車ともにパワートレーンにも改良を加えた。

 そして、最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate(レクサス・チームメイト)」を採用。Lexus Teammateは、“人とクルマが共に走る”というトヨタ独自の自動運転の考え方に基づいて開発した技術だという。ディープラーニングを中心としたAI技術を取り入れ、運転中に遭遇する可能性があるさまざまな状況を予測し、対応をサポートする。

 具体的には、高速道路などの自動車専用道路で、交通状況に応じて認知や判断、操作を支援。車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどをドライバー監視のもとで制御し、出口までの安全運転を支援する。システムは、トヨタで車両の性能評価などを担当する開発ドライバーの運転操作を学んでおり、走行安定性が高い「人に寄り添った乗り味」(同社)を実現しているという。

 また駐車場では、カメラと超音波センサーによって全周囲を監視することで、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が制御。俯瞰映像に切り返し位置や目標駐車位置を常に表示し、「直感的なスイッチ操作」(同社)によってスムーズに駐車できるようにした。

 デザインでは、新開発のボディーカラー「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定。新しい塗装技術によって、ハイライトの輝きと深い陰影感を特徴とするシルバーのカラーに仕上げている。インテリアは、西陣織と箔を取り入れた装飾を新規設定。また、タッチディスプレイを採用し、操作性も高めている。