住宅設備大手のLIXILグループは10月30日、希望退職者を1200人募集すると発表した。新築住宅市場縮小など、急激な環境変化に対応していくため、人事施策の一環として実施する。

 希望退職募集の対象者は、子会社のLIXILに在籍する、40歳以上で勤続10年以上の正社員。ただし、工場(人事総務・経理部門以外)、物流センター、デジタル部門は対象外となる。募集期間は2021年1月12日〜22日で、退職日は3月25日。退職者には、通常の退職金に特別退職金を加算して支給するほか、要望に応じて再就職支援を実施する。

 同社は、国内で新築住宅市場が急速に縮小していることに加え、「消費者の嗜好の変化とデジタル化の進展によって、従来のビジネスモデルが通用しなくなっている」(同社)といった事業環境の変化に直面。事業構造転換と組織改革のため、包括的人事施策「変わらないと、LIXIL」を進めている。今回、その一環として、希望退職プログラム「ニューライフ」の実施に至ったという。

 特別退職金や再就職支援サービスにかかる費用は、21年3月期第4四半期に費用計上する予定。

 また同日、21年3月期通期の連結業績予想(国際会計基準)を修正。売上収益は前期比10.9%減の1兆3500億円で前回予想を据え置いた。事業利益は23.5%減の400億円とし、上方修正した。