新型コロナウイルスの影響で、2021年の福袋商戦は例年と違う形になりそうだ。密を避けるため、販売開始を年内に前倒ししたり、オンラインストアを活用したりと小売り各社が工夫を凝らしている。また、中身もおうち時間を充実させるものや、マスクなど世相を表したものとなっている。

●西武池袋本店は「マスク」や「ハンモック」で巣ごもり需要を狙う

 西武池袋本店は、例年より期間を延ばし福袋の販売期間を12月26日〜21年1月11日とした。

 そごう・西武によると、コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、リラックスできるインテリアに買い替えたり、買い足したりする人が多かったという。そこで21年の福袋では「イエナカOFF福袋」(税込20万2100円)を3セット用意した。コロナ禍で特に人気を集めたリラックス用のハンモックや、ラグ、サイドテーブル、ブランケットをセットにした福袋だ。

 また、自宅で過ごす年末年始をゴージャスな時間を過ごしてもらおうと、純金の「とっくり」と「ちょこ」2つをセットにした「純金酒器セット 霰(あられ)」を用意。価格は、年号にちなんで2021万円とした。

 このほか、公式オンラインショップのみで販売する「シルクマスク福袋」(2200円)や、自宅で海外コスメを楽しんでもらおうと企画した「イエナカ美容 世界ビューティ福袋」(1万1000円)などを用意。コロナ禍で好調だった「家具」「キッチン用具」「ビューティ関連」「中食」「高級雑貨」「衛生用品」などを中心に取りそろえるという。

●阪神梅田本店「阪神タイガース福袋」はオンラインのみでの販売

 阪神梅田本店では、毎年行列ができるという「阪神タイガース福袋」を、今回は混雑を避けるために全てオンラインショッピングでの販売とした。

 内容は「復刻メッシュジャージ(2011ビジター)」「背番号Tシャツ(選手ランダム)」「選手イラストフェースタオル(選手ランダム)」など8アイテム。価格は4070円(税込、送料別)で販売予定数は500点。12月1日午前10時から販売を開始する。

●高島屋は年始の店頭販売は実施せず

 高島屋では、例年1月2日、3日に店頭で実施していた福袋の販売を今回は原則行わないと発表。12月2日から店頭またはWebサイトで予約を受け付け、商品は12月18日〜31日または21年1月4日以降に提供するという。それに加え、ECサイト「高島屋オンラインストア」では一部の商品の販売を10月上旬から始めている。ECサイトでは1000種類以上の福袋を取り扱うという。