エイチ・アイ・エスは、自社が展開するオンライン体験ツアーの参加者が10万人を突破したと発表した(2021年6月末時点)。

 オンライン体験ツアーはコロナ禍での外出自粛を受け、20年4月からサービスを開始。利用者と現地をインターネットで直接つなぎ、リアルタイムで現地を旅行しているような体験ができるようにしている。受動的な動画視聴とは違い双方向のやりとりができるため、能動的に現地を体感できるコンテンツとなっている。ツアー料金は数千円から提供している。

 現地の料理を学ぶ料理教室、語学レッスンなどが行えるスキルシェア、海外でのショッピング代行など、観光ツアーだけではない多彩なオンライン体験を提供。これまでに累計4500本以上のツアーを催行した。

 21年上半期に最も人気があったツアーは「ケニア・ナイロビ国立公園サファリライブツアー」、次いで「世界一周ライブツアー第1弾(ハワイ→ケニア→インド→トルコ→ラスベガス/ケアンズ)」、「世界一周ライブツアー第2弾(エジプト→スペイン→シンガポール→イグアスの滝→ペルー)」だった。テーマ別では、1位が「観光ツアー」(65%)、次いで「スキルシェア」(21%)、「ライブコマース」(14%)となっている。

 オンラインツアーやVRを利用したバーチャルツアーは、JTBや近畿日本ツーリストなどの大手旅行会社や、ANAやJALなどの航空会社も提供している。コロナ禍によって一つのコンテンツとして急成長した。ワクチン接種が始まり、アフターコロナやポストコロナでの旅行需要の回復に向けた「次の旅行先の下見・予習」という需要も高まっている。