日本市場に参入して3年でMNOからの端末販売が決まったOPPO。5Gに対応したハイスペックカメラフォン「Find X2 Pro」が7月以降にauから発売される予定です。海外では既に一部の国で販売されており、ヴィーガンレザーモデルはその高級感あふれる仕上げから新しいユーザー層の開拓に成功しています。

 Find X2 Proの大きな特徴がカメラ。2019年に発売された、インカメラが弧を描くように本体に電動で収納されるギミックで驚かせてくれた「Reno 10x Zoom」と同じく、光学5倍のペリスコープカメラを搭載しています。デジタルでは60倍と強力な望遠機能を有しています。

 なお、本体カラーはヴィーガンレザーのオレンジに加え、セラミック仕上げのブラックも用意。オレンジが200gに対しブラックは217gと、ずっしりした重みは高級感も味わえます。なおブラックモデルは表面に細かい筋を入れた仕上げになっていますが、その表面がコーティングされたようになっており、指紋が付きにくくなっています。

 本体右側面には電源キーを搭載。グリーンのラインが入っているのはオレンジ、ブラックどちらのモデルも同じで、これはOPPOのコーポレートカラー。最近のOPPOはWebサイトを見てもロゴの色をブラックにするなど、「脱・グリーン」が進んでいますが、単調になりがちな本体の側面の一部にこのグリーンのラインはいいアクセントを加えています。なお、ボリュームキーは本体左、SIMスロットは本体下部に位置します。

 6.7型ディスプレイは解像度が1440×3168ピクセルと高く、さらにリフレッシュレートが120Hzと高速。写真の細部の表示力も高く、ブラウザのスクロールやゲームプレイ中も表示が遅れることがありません。プロセッサはSnapdragon 865なので、ゲームマシンとしても向いているでしょう。

 カメラは4800万画素が2つに1300万画素のペリスコープというぜいたくな組み合わせです。ペリスコープカメラは静止画で最大60倍が可能。なお、動画も10倍望遠で録画できます。60倍の手持ち撮影はさすがにブレに注意が必要ですが、三脚を使えば野鳥撮影などアウトドアでも活躍してくれそう。室内でも遠くにある文字が分かりにくいときなど、60倍でさっと撮影するという使い方もありかも。

 ところで最近のスマートフォンはデュアルSIMモデルが一般的。筆者の居住する香港で販売されるモデルもデュアルSIMです。一方、5G NRの対応バンドはn5、n28A、n40、n41、n78と少なめ。英国版はn1、n3、n5、n7、n28A、n40、n41、n77、n78、n79と広く、販売国によって変えているようです。なお、auのモデルも対応周波数は異なります。

 本体スペックは申し分のないFind X2 Pro。本体仕上げも高めており、ヴィーガンレザーのオレンジモデルはフォーマルにもカジュアルにも合う質感がいい感じです。日本ではHuaweiのMate 30 Pro 5Gが同素材を採用していますが、Find X2 Proの方が若干落ち着きのある色に思えます。ケースを付けずともこのまま使っても傷が付きにくく、裸で持つのも悪くありません。

 さて、ここまでスペックが高く高級感のあるFind X2 Proですが、価格はどれくらいなのでしょうか? 日本では競争力のある価格になるとも言われましたが、現時点では未定。ちなみにソフトバンクから7月下旬以降に発売される「Reno 3 5G」はプロセッサがSnapdragon 765G、ディスプレイは6.5型(1080×2400ピクセル)とFind X2 Proより下位のモデル。しかし価格は未定です。

 Find X2 Proの価格はフランスで1199ユーロ(約14万3000円)、香港では9999香港ドル(約13万8000円)です。10万円を超える価格は製品に見合ったものと考えられます。しかし香港では4月に発売されてから間もなく3カ月がたとうとしており、家電量販店やキャリアの一部では7999香港ドル(約11万円)で販売されています。

 CPU、ディスプレイ、カメラの性能ではSamsungの「Galaxy S20+」やHuaweiの「P40 Pro」にも負けません。もしもこの2つのモデルよりも安価に出てきたら、高性能カメラフォンとしてOPPOの人気が一気に高まるかもしれません。日本でどのように出てくるのか気になります。