米Appleが4月30日(現地時間)に発表した第2四半期(1〜3月)決算は、売上高は前年同期比1%増の583億1300万ドル、純利益は3%減の112億4900万ドル(1株当たり2ドル55セント)だった。ハードウェア製品の供給と需要への新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、成長が減速した。一方、Apple MusicやiCloudなどを含むサービスの売上高は、巣ごもり需要で過去最高だった。

 売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は545億4000万ドル、1株当たり純利益は2ドル26セント)を上回った。

 カテゴリー別の売上高は、iPhoneは7%減の289億6200万ドル。MacとiPadもそれぞれ3%と10%の減少だった。一方、「AirPods Pro」や「Apple Watch」、「HomePod」などのウェアラブルやアクセサリは23%増と好調だった。ハードウェア全体としては3%減だった。

 Appleが最近注力しているサービスは17%増で過去最高の133億4800万ドルだった。このカテゴリーには、iCloud、FaceTime、アプリストアのApp Store、動画配信サービスのApple TVとApple TV+、ゲーム配信サービスのApple Arcade、Appleの直販店、有料サポートのApple Careなどが含まれる。

 地域別売上高は、米、中国、日本がマイナスに、欧州と日本と中国以外のアジア太平洋地域はプラスになった。

 ティム・クックCEOは発表文で「COVID-19が前例のない世界的影響を与えたにもかかわらず、Appleは成長し、サービスは過去最高の売上高を記録し、ウェアラブルも好調だったことを誇りに思う。この困難な状況で、ユーザーはApple製品に依存し、最新の方法で接続、情報、創造性、生産性を維持している。われわれはユーザーのニーズを革新的な方法で満たすだけでなく、世界中の医療従事者に数千万ものフェイスマスクとカスタムメイドのフェイスシールドを提供し多数の組織に寄付した」と語った。

 クック氏は業績発表後の電話会見で、同社のサプライチェーンは新型コロナウイルスの影響を大きく受けたが、3月末の時点で順調に回復していると語った。

 Appleは通常は四半期予測を発表するが、4〜6月期については新型コロナによる不確実性を考慮し、提供しなかった。