日本オラクルは6月29日、小樽商科大学(北海道小樽市)にIaaS「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を提供したと発表した。同大は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年度前期の授業をリモートで実施中。オンライン教材の配信基盤として、5月からOCIを使っているという。

 OCIベースの配信システムを利用している小樽商科大の学生は、6月時点で2290人。同大は前期中に、200以上の講義で2500以上の教材を提供する計画だ。

 小樽商科大は1911年に開校した社会科学系の単科大学(国立)。コロナ禍を受け、当初は動画形式の教材と、その他の教材を異なるシステムで配信予定だった。

 だがネットワーク接続拠点が混雑し、安定性に欠けることから方針を転換。インフラをOCIに統一し、1つのシステムから教材を配信することにした。

 同大がOCIを選んだ要因は、データ転送量やサポート費などのコストが発生しない点や、クラウドサーバを素早く展開できる点など。日本オラクルはこれを踏まえ、OCIを基盤とした配信システムを約2週間で構築した。