11月12日に発売したソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の新型ゲーム機「PlayStation 5」(PS5)がECサイト「メルカリ」で高額出品が相次いでいる問題で、SIE側が16日までにメルカリに転売防止に向けた協力を要請していたことが分かった。メルカリは24日までに、取材に対して「回答を差し控える」と答えた。

 SIEは「現在の状況を鑑み、PS5の転売防止についてご理解とご協力を賜りたい旨を表明いたしました」とコメント。

 これに対し、メルカリは「個別の協議内容にあたるため、回答を差し控えさせていただきます」としている。

 メルカリではPS5発売前の11日前後から高額出品が続いている。一時は1台約30万円での出品があった他、10万円以上の価格にもかかわらず、少なくとも1000件以上で売買が成立していた。記者がメルカリで「PS5 本体」と検索したところ、11月24日午後5時時点でも、少なくとも70件の出品を確認でき、主な価格帯は10万円前後だった。

●1年保証の対象外になるのは「購入証明書や保証書がない場合」

 ITmedia NEWSは併せて、転売品のPS5は製品保証を受けられない可能性があるとの一部報道についてのコメントもSIE側に求めた。

 これに対しSIEは、PS5のメーカー保証について、購入証明書か保証書が必要とする公式見解を示した。PS5は購入後1年間は故障時のメーカー保証を受けられる。SIEはメーカー保証について「『購入日』『店名』『製品名』の記載がある購入証明書(レシート・納品書など)か保証書のいずれかをご提示いただけますと1年保証の対象となります」とした上で「提示がない場合は有償での修理対応となります」とコメントした。

 メルカリやオークションサイト「ヤフオク!」に出品中のPS5の中には、出品商品の説明欄に保証書やレシートの有無の記載がないものがある。こうした転売品を購入して保証書などが付属しなかった場合はメーカー保証が効かない恐れがあるということだ。

 PlayStation公式サイトには、PS5の有償修理時の参考価格が記載されている。例えばメイン基板を交換する場合、通常版で3万250円(税込、以下同)、デジタル・エディションで2万4200円の費用がかかるという。