災禍乗り越え紙粘土に情熱 久慈の海老名さん、作品300点

災禍乗り越え紙粘土に情熱 久慈の海老名さん、作品300点

 久慈市中央の創作紙粘土店「アトリエMajo.(まじょ)まじょ」の店主、海老名ひろ子さん(70)は、火災や2016年の台風10号豪雨の被災を乗り越え、約40年にわたり作品を作り続けている。災禍で2度も大切な作品を失ったが、そのたびに再起。台風の被災から2年足らずで、被災前と同じ約300点の紙粘土作品を作り上げた。

 アトリエは街角にひっそりとたたずむ。店内には人形や額に飾られた立体絵など、繊細な紙粘土作品が所狭しと並ぶ。花に囲まれてにっこり笑う少女、雲に乗る子どもなど、童話のようなかれんな世界観が人気。記念日の贈り物などに買っていく人が多いという。

 海老名さんは福島県西会津町出身。21歳の時に久慈市に来た。趣味の手芸を生かし、久慈駅前に紙や布で花を作るアートフラワーの店を出し、30代に紙粘土の魅力に取り付かれ、作品の創作を開始。巽町で紙粘土教室も始めた。

 ところが07年、教室と同じ建物にあった飲食店の火災に巻き込まれ、作品群や道具を焼失した。失意に沈んだが、同年には現在の場所に店を移転。紙粘土アトリエとして再オープンした。

 再起から10年もたたず、今度は台風10号の豪雨が襲う。水位は店の天井近くまで達し、約300点の作品は全て水没した。

 「作品を作っている時間は楽しいから、作り直しになってもやめようとは思わなかった。創作が心の支え」と海老名さん。

 開店時間は午前11時〜午後3時半。日曜定休。希望者には紙粘土教室も開いている。問い合わせは同店(0194・52・2942)へ。

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