久慈市小久慈町の川代トシさん(81)は今年の干支(えと)「子(ね)」の置物を手作りし、市内の公共施設などに贈った。「災害のない一年になりますように」と願いを込め約2カ月間かけて作った縁起物。12年前から続ける新春恒例の贈り物は今回で十二支が完成。「目標を達成できてよかった」と充実感をみせている。

 今回の作品は「夫婦(めおと)ネズミ」。ちりめん細工のかわいらしいネズミが米俵の上で手をつなぎ、愛くるしい表情を見せる。剣道着の縫製などに携わり、手先が器用な川代さんは「人形も1人より2人の方が寂しくないかな」と自宅の作業部屋で約30組仕上げ、病院や郵便局、友人らに贈った。