産婦人科医や小児科医との遠隔健康医療相談システムを運営するキッズパブリック(東京都、橋本直也代表)は気仙地域の利用者から寄せられた相談内容(カルテ)を大船渡市の県立大船渡病院(渕向透院長)と共有する取り組みを始めた。利用者は夜間に育児の相談ができ、病院側は内容を事前に把握した質の高い診療が可能となる。同システムが地域の中核病院と情報連携するのは全国で初めて。

 同社が運営する「産婦人科オンライン」と「小児科オンライン」は子育て中の母親らがラインのチャット機能を使い、専門医や助産師と遠隔相談できる。相談に当たるのは首都圏を中心とした医師や助産師約90人。平日午後6時〜同10時にスマートフォンで10分間、相談を受け付ける。

 オンラインシステムは2018年から、東日本大震災被災地の気仙地域で情報通信技術(ICT)を活用した医療・介護連携に取り組む未来かなえ機構(滝田有(たもつ)代表理事)の「未来かなえネット」利用者を対象に無料で本格的なサービスを提供していた。問い合わせは同機構(0192・22・7261)へ。