昨年10月の台風19号で多くの家屋などが浸水した山田町船越の田の浜地区の水害について検証委(委員長・小笠原敏記岩手大教授)は24日、町に報告書を提出した。山からの水を下流に流す堤防下の排水路が土砂などでふさがったことで住宅地の浸水被害が拡大したと指摘。町はこれを受け、堤防に新たに水門を設けるか排水路を拡張する方針を示した。山側からの土砂流入を防ぐため砂防ダムも設置する考えだ。

 報告書では、台風19号では大量の土砂が山から流れ込み、津波防災緑地公園の堤防下の配水管を詰まらせたことで水の行き場がなくなり被害を拡大させた可能性を指摘。一方、堤防の排水機能は県の基準を満たしており、土砂の流入がなければ田の浜地区に大きな被害は出なかったとの見解を示した。