宮古市金浜の石館春男さん(83)は、宮古地域ではほとんどいない竹籠職人として、手編みの技術を今に伝えている。来月からのレジ袋有料化で、買い物籠作りを始めるなど新たな挑戦も始めた。

 「簡単に壊れるものじゃない。30年はもつ」。10代から修業し、竹籠を作り始めた石館さん。自宅庭の作業小屋で、目にも留まらぬ指さばきで竹を編んでいく。籠の底部から側面にかけて、四辺がゆがまぬように微妙な力加減が出来栄えの差を生むといい「作業時は無心だね」と黙々と作業を続けた。

 一つ作るのに3日程度かかるため、大量生産はできないが「長く使えば経済的だし、あめ色に変わり風合いも出る。竹籠の良さを見直してほしい」と話す。

 値段は大きさにもよるが高さ20センチ、縦35センチ、横25センチの買い物籠で3500円ほど。注文、問い合わせは石館さん(0193・62・9572)へ。