人とビジネスを動かす「思考の枠組み」のずらし方

「おかあさん、おはし」と2歳の娘。でもお母さんは台所で大忙し。しかし私がお箸を持っていけば「ちがう! おとうさんじゃない!」と拒否し、泣き喚くこと必定のイヤイヤ期。

 そこで一計。私の箸を見せ「これ?」「ちがう」。お兄ちゃんの箸「ちがう」。お母さんの箸「ちがう」。最後に娘の箸「そう」。

 無事、お箸を受け取ってもらえた。

「ごはんだよ」と呼びに行っても遊びに熱中。「イヤ〜」と反発したり、返事もしない子どもたち。

 そこで一計。指を立てて「クイズです! これは何本でしょう!」「いちー!」「これは?」「にー!」「今度は難しいぞ〜! これは?」「ろくー!」
「正解! 次は競争だ! 誰が一番か、よーいスタート!」

 リビングに一斉に走り出した。

「思考の枠組み」で誘導する

 子どもは「自分がこうしたい」と願っているのに、別方向を示されると反発する。「思い通りか、そうでないか」という枠組みしか大人が提示しない場合、ほぼ間違いなく「思い通り」を選択する。結果、子どもは大人の思惑通りに動かない。

 しかし「枠組み」をひとつ「挟む」と、子どもは結構乗ってくる。

 お箸の件の場合、私がすぐに娘のお箸を渡してしまうと「おかあさんにおねがいしたのに」と癇癪を起こす。思考の枠組みが「お母さんか、お父さんか」にとどまっているから、思い通りにならないことに腹が立つ。しかし。

 私がわざとお箸を間違えることで、「別の人のお箸か娘のお箸か」という、別の枠組み(ゲーム)に変えてしまうと、「お父さんに頼んでない、お母さんに頼んだ」という前の枠組みのことを忘れてしまう。その結果、誰がお箸を渡すかはどうでもよくなる。正しく娘のお箸を見破ることの方が大切になる。


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