新型コロナウイルスの影響が人の流れに顕著に現れていることが、クロスロケーションズの調査によって判明した。調査結果によると、都心の繁華街の人出は1年前に比べて著しく減少した。一方、日中に住宅地近隣の公園や駅前のスーパーマーケットを訪れる人は増加傾向にあるという。

 位置情報ビッグデータを活用したデジタルマーケティングサービスを手掛けるクロスロケーションズは2020年3月23日、全国の位置情報ビッグデータをAIが推計した調査結果を発表した(https://www.x-locations.com/news/20200323)。

 調査結果によると、2020年3月1日〜7日までの人出は前年の同じ期間に比べ、六本木エリアで40%も減った。新宿、池袋、銀座の各エリアもそれぞれ30%以上減少した。新宿エリアと池袋エリアについては、遠方からの来訪者が少なくなった結果、商圏そのものが縮小している(図1)。

公園利用者は倍増、スーパーはテレワーク効果?

 繁華街とは反対に、来訪者数が大幅に増加したエリアがある。典型例が東京都目黒区と品川区にまたがる都立林試の森公園だ。小中学校や高校の一斉臨時休校が始まった2020年3月2日を境に利用者数が増えて前年の2倍に達した(図2)。気分転換などのため、子供と保護者が一緒に散歩や遊びに出かけるようになったものと考えられる。