コンピュータ―を駆使し新時代を切り拓く若き日本人

中国・浙江省烏鎮で、人工知能(AI)「アルファ碁」との対局に臨む柯潔氏(2017年5月23日撮影)。(c)AFP〔AFPBB News〕

 AIフロンティア領域の話題です。シンギュラリティということがまことしやかにささやかれます。

 20**年のある日、コンピュータ―が全人類の知性を超える・・・。

 SFとしてはどうか分かりませんが、現実の問題としては、私は極めて冷ややかです。だって、ある種の問題については、とっくに計算機は人間より先に行ってしまっているのですから。

 問題は、そうやって、人類を追い越してしまったコンピュータ―の知能を、人間にとって役立つ「叡智」として取り戻し、取り返し、さらにそこからイノベーションを展開、私たち人類や地球、環境に役立つ力にしていくか、そこが一番重要です。

 身近な例から考えてみましょう。

さながらポケモン勝負
すでに人類を追い越したコンピュータ―将棋

 いささか旧聞に属しますが、5月20日将棋連盟「電王戦」で佐藤天彦名人が将棋ソフトウエア「PONANZA」に完敗、囲碁でも中国の柯潔九段が「alpha go」に破れ、人類の最高峰はコンピュータ―ソフトに囲碁将棋で破れる段階に達しています。

 かつて、コンピュータ―将棋が出てきた当初、大山康晴永世五冠(1923-92)は人間とマシンの対局にアレルギー的な反応を示したと言われますが、大山死して四半世紀、ついにマシンは人間の名人を圧倒してしまった。

 と、これをシンギュラリティの何のと評論しても、大して面白いことは出てきません。逆に、すでに人間を超えてしまった将棋や囲碁のソフト同士を対局させると、何が起こるか?

 そこには前人未踏の凄まじい対戦、フロンティアの先にある棋譜が展開する・・・。そう考えた若い棋士が出てきても不思議ではありません。

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