『まんぷく』に学ぶ安藤百福とホリエモンの共通点

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『まんぷく』は、失敗挫折を繰り返しながらインスタントラーメンを発明した夫婦の物語です。

 主人公・福子(安藤サクラ)の夫である萬平(まんぺい・長谷川博己)のモデルは、日清食品の創業者でチキンラーメンとカップヌードルの発明者として知られる安藤百福氏。今では7割が海外で販売され「世界食」とまで称されるカップヌードルを含め、世界中で年間1000億食も消費されるインスタントラーメンを発明した人物なのです。

 安藤氏と交流のあった元首相・福田赳夫氏は「すっぽんのような男である。いったん食いついたら離さない」と評しています。安藤百福氏はどんな人物だったのでしょうか。そして彼はいかにして事業を成功に導いたのでしょう。

頼まれて信用組合理事長になったばかりに無一文に

 安藤氏は1910年、当時日本領だった台湾に生まれました。両親を幼い頃に亡くし、呉服店を営む祖父に独立心強く育てられたそうです。22歳のときには早くもメリヤスを扱う繊維業を始め、幻灯機の製造、製塩、学校の設立、栄養剤の開発など様々な事業を立ち上げています。

 1957年には人から頼み込まれて信用組合の理事長を務めるが破綻。無限責任を負っていた安藤氏はほとんどの財産を失い、残ったのは大阪府池田の借家のみ。それでも安藤氏は「失ったのは財産だけではないか。その分だけ経験が血や肉となって身についた」と考えたといいます。

 現在ドラマは、製塩業が軌道に乗り出した萬平が、大阪商工会会長の三田村亮蔵(橋爪功)から投資された3万円の資金を使って、新たな事業構想を練っている、という段階ですが、ドラマが安藤百福氏の人生をなぞっていくならばまだまだ山あり谷ありのストーリー展開になりそうです。


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