JIC大混乱、取締役たちは何に失望したのか

 すでに広く報じられているとおり、2018年12月10日、産業革新投資機構(JIC)の社外取締役を含む9名の取締役が同社の取締役を辞任することを表明した。

 同日、5人の取締役が辞任理由に関するコメントを発表した。コメントからはJICへの出資者である経済産業省に対する失望と怒りがにじむ。以下では、その中から坂根正弘氏(小松製作所相談役特別顧問)と、冨山和彦氏(経営共創基盤代表取締役CEO)が発表したコメント全文を紹介しよう。

「私が失望したのは、この点にあります」 坂根正弘氏のコメント

取締役辞任コメント

株式会社 産業革新投資機構
取締役会議長・社外取締役
坂根正弘

 私は下記事由により残務の整理がつき次第、辞任することと致しました。

 今回の混乱(出資者である官側とJICの経営陣との間)の経緯はともかく、官側の提案に基づいて取締役会で正式決議したことを根底から覆されたことと、両者間の信頼関係が修復困難な状況の中で、今後取締役議長としてガバナンスを遂行することに確信がもてなくなったことによります。

【補足】

 今回の任務の打診を受けた時、私としては日本における民間のリスクマネーの供給が非常に少ない中で、なんとか国の資金でこの動きを誘発することができないかと思っておりました。特に私自身、この2年間、「全国レベルでの産官学金の連携による大学振興」の政府の仕事に携わる中で大学発のベンチャーの活性化に関心が強くなっておりました。


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