めちゃくちゃ遠い新天体! どんどん広がる太陽系

 天王星の軌道の半径は29億km、公転周期は84年です。太陽系最遠の天体は、土星から天王星に交代し、太陽系の半径は、それまで太陽・地球間の10倍だったのが20倍へ、一挙に倍に広がりました。

 新惑星発見は(天文学の他の成果と同様に)、日常の生活には何の影響ももたらしませんが、天文学者(と占星術師)には大きな衝撃を与えました。

 人類が夜空を見上げるようになってから1万年間、惑星といえば、水星、金星、火星、木星、土星の5星に、地球を合わせて6惑星でした。(占星術師は、この5(6)惑星が人間や自然や天候を支配するという仮定の下に、もっともらしい運勢を告げてきました。)

 ところが宇宙には、肉眼では見えない惑星が潜んでいたのです。

(何千年も天王星の存在を知らずに、したり顔で天の意向を客に告げてきた占星術師は、ここで赤恥をかいて辞職したかというとそんなことはなくて、ちゃっかり天王星を占いに取り入れて延命し、今日に至ります。)

天文単位(au)

 天体の軌道とその大きさについて少々説明しましょう。

 天体は楕円軌道を描いて主星を周回します。楕円の長い方の直径は「長軸」といい、長軸の半分を「軌道長半径」と呼びます。ここでは軌道長半径を単に「軌道の半径」と書いたりします。

 地球の軌道長半径は149597870700m、つまりほぼ1億5000万kmです。

 天文研究者は地球の軌道長半径を「天文単位(au)」という(妙な)名前で呼んで、距離の単位として使います。「天王星の軌道長半径は20天文単位」という具合です。これは、「太陽と天王星の距離が、太陽と地球の距離の20倍」と思っていただいても、さほど間違ってません。天王星、遠くて暗くて寒いですね。


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