めちゃくちゃ遠い新天体! どんどん広がる太陽系

 天文学業界はここで、冥王星を惑星と呼ぶかどうか、惑星の定義を再考することになりました。

 もしも冥王星を惑星と呼ぶなら、無数のエッジワース=カイパー・ベルト天体も惑星と呼ぶことになり、太陽系にうじゃうじゃ惑星があることになります。(現在は数千個のエッジワース=カイパー・ベルト天体が確認されています。)

 一方、もしもエッジワース=カイパー・ベルト天体は惑星と呼ばないことにするなら、冥王星は惑星に含まれないことになります。

 採決の結果、でかい天体のみを惑星と呼ぶことになり、冥王星を含むエッジワース=カイパー・ベルト天体は惑星とは呼ばないことになりました。

ゴブリンとファーアウト〜散乱円盤天体

 2018年12月17日(協定世界時)、カーネギー研究所のスコット・S・シェパード博士(1976-)、北アリゾナ大学のチャドウィック・A・トルヒージョ博士(1973-)らのグループが、新天体「ファーアウト」こと「2018 VG18」の発見を国際天文学連合の『小惑星電子回報(Minor Planet Electronic Circular)』に報告しました*1。この天体は、太陽から現在120天文単位、これまで発見された天体の中で最遠です。詳しい軌道は後の観測で明らかになると思われますが、公転周期は930年ほどで、太陽から約170天文単位まで遠ざかると予想されています。

*1:https://www.minorplanetcenter.net/mpec/K18/K18Y14.html

 ファーアウトは国立天文台のすばる望遠鏡を用いて発見されました。明るさ24.5等級という、きわめて暗いファーアウトを検出するには、すばる望遠鏡の大口径の反射鏡が必要でした。


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