あなたがAIデバイド「下層」に入る日 

「パレートの法則」による暗い予言

 未来の見通し難い状況の中で、古典的にしばしば使われるのが「パレートの法則」です。

 これは簡単に言えば、あるグループのトップ2割が仕事して全体が回るという経験則で、残りの8割の中でもまたトップ2割がサブグループを回し・・・といったべき乗則を前提に、様々な分布を考えていこうというものです。

 AI普及が進行する中で、それを駆使する「ハードAIユーザ」は、たかだか2割程度にとどまるだろう、残り8割はそれにおぶさる状況になると考えておくのが無難、という見通しが立ちます。

 すると今度は、その8割の中の2割が「ソフトAIユーザ」として、そこそこ回すことになるだろう・・・という見通しが次に立ちます。16%程度ということになるでしょう。

 そうするとさらに、その20+16=36%を除いた64%の2割つまり12.8%程度が「AI境界層」を形成する可能性があります。

 ここまで足すと36+12.8=48.8%となります。全体の約半分、メディアンがここまでで成立し、残り50%は「AI社会の下層」を形成することになる・・・。

 ここまでの議論は、現象論的な経験則だけで導かれたもので、揺らぎようがありません。問題は、その「下層」をどの程度上澄みまで引き上げられるかという、ある意味セイフティネット的な観点からのケアになります。

 G20大阪サミットを念頭に、日本が世界に打ちだそうとしている「人間中心のAI7原則」は、現時点では最も進んだ、優れたグローバル原則になっていると思います。

 欧州では英オックスフォード大学などが主唱して動きが出始めたところですが、日本のように産官学の協力体制が整っているわけではなく、米国現政権はこうした動きと正反対を向いています。

 AI7原則の第五、第六条を引用してみます。


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