こんな簡単な一言の背景も、よく考えてみてください。

 仮に監督官が「何番のあなた、マスクをきちんとするように」なんて声を出したら、音は周りに広がり、耳に瞼はついていません。他の全員に聴こえ、迷惑極まりないことになります。

 ですから、想定されうるような事態に対しては、事前に声を出さずにも受験生に指示ができる「カード」を作っておくこともできたでしょう。

 しかし、想定外の事態では、緊急に対策が協議され、適切な指示を黙って出す「カード」が作られ、そうしたものの提示が「合計6回」あったらしいことが、ごく簡単な報道の1行からありありと読み取れます。

 かなりめちゃくちゃな受験態度だったようですが、試験会場は1科目目の社会科を無事に受験させ、2科目目の国語も受けさせ、再三の注意を繰り返したけれど、態度の更改が見られなかった。

 本当に苦渋の決断であったと思われますが、試験会場サイドは、当該受験生に受験の無効を伝え、当人の教室からの退出を促したようです。

 その結果、その場に寝転がるなどして抵抗、さらには、スマートホンを取り出して試験監督者を撮影したり(試験時間中にスマホを取り出して操作したら、その時点で受験失格となってしまいます)、さらには「尾崎豊」の歌を流し始めた、などという書き込みも目にしました。

 真偽のほどは分かりませんが、49歳の大人が、何事かをやらかしたのは事実のようで、その結果、周りの受験生が移動せざるを得なかった。

 さらには3科目目の「英語(筆記)」の時間にトラブルが食い込んで、結局他の受験生が教室を移動せねばならなかったとか、それで5分時間がずれたらしいとか、事実か否か確認できない細かな情報がネットに多数上がってました。

 何であれトラブルがあったのは間違いありません。この英語(筆記)の試験開始時刻は15:10です。

 このゴタゴタも、このあたりの時間帯に発生したのだと思われます。