米国の大学に押し寄せる中国人は、金の卵かスパイか

年間8000人の中国人留学生が退学

 こうしたTOFELを巡る不正行為は今に始まったわけではない。

 2015年にはペンシルバニア州立大学ではTOFEL受験で不正行為をして入学していた中国国籍留学生15人がいたことが発覚し、米連邦検察当局が起訴。

 2016年にはオハイオ州立大学で中国人留学生が受験不正行為を働いていたことが発覚して起訴された。

 同じくカリフォルニア大学アーバイン校とアリゾナ州立大学でも、TOFEL替え玉受験をしていた中国人学生が起訴されている。

 まさに中国人による不正受験は「年中行事化」していた。

 対象となる米大学は、「1年間にベンツが1台買えるほど授業料(年間約5万6000ドル)がかかる」(父兄の一人)私立大に比べ、授業料が格段に安い(年間約1万4000ドル)州立大学だった。

 不正入学を請け負った中国人たちは、1人から400〜1000ドルの謝礼を受けていた。懲役5年、罰金25万ドルの判決を受け、刑期終了後は国外永久追放だ。

 もっとも、こうして入学した全く英語力のない中国人留学生が大学でまもとに授業を受けられるはずもない。

 毎年8000人以上の中国人留学生が入学後も続けるカンニングや論文盗作など不正行為や成績不振で米大学から退学処分されている。

 これは米国に拠点を置く中国語サイト「博訊」(ボシュン)が報じている。

 中国人の替え玉受験は何も米大学入試に限ったものではない。中国で毎年行われている「全国統一大学入試」(高考)でも受験生になりすまして替え玉受験するケースが頻繁に起こっているという。


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