品薄状態が続いてきたマスク。だが、朝日新聞デジタルの2020年5月7日付記事ではマスクが「衣料品店や飲食店の軒先を陣取り、自動販売機や道路脇でも売られるまでに」と紹介されており、「マスク販売飽和」という語句が同日、ツイッターのトレンドワード入りした。

ツイッターには、きょうだけでも購入報告が複数ある。記者は緊急事態宣言が発令されてから一度も店舗でマスクを見ていない。神奈川県相模原市にある薬局6店を5月7日午後、調査した。

個数制限がついているが購入できた

まず足を運んだのは、大通りに面したドラッグストアチェーン。駐車場は20台以上停められるスペースが半分以上埋まっており、店内にも多くの客がいた。「マスクは売り切れだろう」と思いきや、7枚入り382円(税込、以下同)の使い捨て不織布マスクを早速発見。「一家族、一つ」と個数制限がついているが、小さめ、普通サイズそれぞれ10個以上在庫がある。記者がマスク購入後、もう一度売り場に戻ると4〜5個ずつ売れていた。

住宅街にある別のドラッグストアチェーンにも1銘柄だけ、マスクがあった。売り切れているマスク商品棚の前に置かれたかごの中に、7枚入り548円の使い捨てマスクが「お買い得品」として15袋ほど。こちらも個数制限ありだ。店内を一回りして数分後に減り具合を確認したが、個数は変わっていなかった。

続いて大手スーパー内の薬局。子ども用の使い捨てマスク数個と、洗濯できるソフトガーゼマスク子ども用、大人用がそれぞれ10個ほど売っていた。別の大手スーパー内の薬局では、除菌グッズコーナーの一角で1980円の洗える伸縮マスクを販売していた。記者の他に買い物客が5人ほど、除菌グッズコーナーを見て回っていたが、マスクは誰も購入せずに立ち去っていった。使い捨てマスクは売り切れだった。

「入荷未定」、「売り切れ」の店舗も

在庫は潤沢と言えないまでも4店舗では使い捨て、もしくは洗って繰り返し使えるマスクの販売を確認できた。

半面、依然として「入荷未定」、「売り切れ」の店舗もある。最後に訪問したドラッグストアチェーン2店舗では、どちらも記者が見た限りマスクを販売していなかった。両店とも入り口すぐの場所にマスクの商品棚があり、店舗に入った瞬間「売り切れているか否か」がわかるため、入店してすぐに出て行く買い物客の姿も見られた。

同僚の記者は川崎市にある薬局を3軒回り、全店舗で「(使い捨て)マスクの入荷予定はない」という旨の張り紙を見たと話した。

「いつ買いに行っても購入できる」ほど安定的に供給されるには、まだ時間がかかりそうだ。