【ワシントン時事】トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)理事に指名したジュディ・シェルトン氏ら2人の承認に関する公聴会が13日、上院銀行委員会で開かれた。2016年の大統領選でトランプ陣営幹部を務めた同氏は「大統領はFRBを批判する権利がある」と発言。トランプ氏の金融政策への政治介入を擁護したと受け止められ、与野党議員から「(見解が)主流ではない」と適性に疑問の声が相次いだ。

 FRB理事ポストは七つあり、現在は二つが空席。就任には上院の承認が必要だが、米メディアは与党共和党筋の話として「トランプ氏がシェルトン氏指名を撤回する見通しだ」と伝えた。

 トランプ氏はパウエルFRB議長を「間抜け」などと公然と批判。トランプ氏が人事を通じて金融政策を操り、FRBの独立性が損なわれるとの懸念が出ている。

 シェルトン氏は、欧州復興開発銀行(EBRD)米国代表などを歴任した。この日の公聴会では、「FRBは(政権から)独立しているべきだ」と述べ、懸念の声に配慮した。また持論の金本位制復活では「歴史上の金融体制に戻ることを提唱しない」と釈明した。