携帯電話大手による次世代通信規格「5G」サービスが25日、始まった。NTTドコモが同日、東京や大阪、兵庫、愛知などの一部にエリアを限定してスタートし、26日にKDDI(au)、27日にソフトバンク、6月には楽天も追随。5G時代が本格的に幕を開けた。

 各社とも、高速で大容量のデータを伝達できる利点を生かし、3D動画や仮想現実(VR)体験といったサービスで顧客獲得を目指す。ただ、スポーツ観戦での利用も期待されていただけに、今夏に予定されていた東京五輪の1年延期の影響も懸念される。

 ドコモは25日、5G対応スマートフォンの販売とサービスの受け付けを開始。当初利用できるエリアは東京、大阪、兵庫、愛知など29都道府県の一部に限られるが、「2023年度中に日本全国をカバーする」(吉沢和弘社長)計画だ。

 東京のドコモショップ新宿西口店を訪れた30代の会社員の男性は「複数の画面の切り替えができる5G対応スマホなら、野球場のいろいろな場面や様子を映しながら、野球観戦を楽しめる」と熱心に店員の説明に耳を傾けた。