中堅プラスチック製品メーカーの天馬が26日に東京都内で開いた株主総会で、会社側提案の取締役のうち、創業家出身で社長候補だった金田宏常務(42)ら3人が否決された。海外での贈賄疑惑などにからみ、過半を社外取で構成する監査等委員会が下した「不適切」との判断を株主が支持した。社長候補の取締役選任案が否決されるのは異例だ。

 天馬は異例の総会を経た後の取締役会で、広野裕彦執行役員(50)が社長に昇格する人事を決定。総会では別の創業家が提案した取締役も提案されたが全員否決される結末となった。創業家同士の争いの一面も垣間見え、株主提案した前名誉会長側は否決にもかかわらず「一定程度の成果を上げた」とのコメントを発表した。