週明け29日の東京株式市場は、世界的な新型コロナウイルス感染拡大を嫌気した売りが広がり、反落した。日経平均株価の終値は前週末比517円04銭安の2万1995円04銭。心理的節目の2万2000円を、15日以来2週間ぶりに割り込んだ。

 米ジョンズ・ホプキンス大の集計で世界の感染者数の累計が1000万人に達したことが伝わり、景気回復期待が後退。東京市場は朝方から鉄鋼や鉱業、空運業など景気動向に左右されやすい業種の売りが目立った。午後の取引でも韓国や香港、オーストラリア各株式市況の軟調な推移を横目に下げ幅を広げた。

 市場関係者からは「日経平均が心理的節目を下回ったことで、売りが加速する可能性がある」(大手証券)と警戒する声が聞かれた。