4月に就任したSMBC日興証券の近藤雄一郎社長はインタビューに応じ、個人向けサービスで顧客から得る報酬の体系を見直す方針を明らかにした。同意を得た上で、預かっている資産に対し一定割合を報酬として受け取る。2022年度までの現中期経営計画中に具体策を検討する。

 証券業界では、売買ごとに徴収する手数料に依存する経営から、顧客の資産管理によって得られる収益を基盤とするビジネスモデルへの転換が進められている。近藤氏は「顧客の資産残高に応じて手数料を受け取る流れになる」と指摘し、顧客資産に応じ報酬を受け取る仕組みを導入する考えを示した。

 SMBC日興証券は、銀行や同業他社などに預けられた分を含めた顧客の全資産を考慮して運用助言を行っている。近藤氏は、現在の高齢・富裕層中心から現役世代に対象を広げる意向を示した。