【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会のホーガン委員(通商担当、アイルランド出身)は29日、世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に立候補しないと表明した。EUの単一候補としての出馬を検討していたが断念し、現在の職務に専念する。

 8月末の退任を表明したアゼベド事務局長の後任選びには、メキシコ、ナイジェリアなどの立候補者に加え、韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長も出馬を表明。EUからは、スペインのゴンサレス外相の立候補も取り沙汰されており、混戦となりつつある。

 日本政府は貿易をめぐって多くの懸案を抱える韓国の影響力拡大を警戒。加盟各国の動向を注視している。