ヤフーの親会社Zホールディングス(HD)と無料対話アプリ大手のLINEは30日、10月をめどとしていた経営統合が遅れる見込みになったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部の国で統合審査手続きが完了していないため、と説明している。

 昨年12月、ZHDとLINEは経営統合することで最終合意したと発表した。

 ポータルサイトを手掛けるヤフーと対話アプリ中心のLINEは多くのサービスで補完関係にある。ただ通販など一部サービスは重複しており、統合後はシェアが高まるため、日本の公正取引委員会や各国の独禁法当局の承認が必要になる。

 ZHDとLINEは「現時点で(各国の)競争法に基づく手続きに重大な問題を認識しているわけではない」と説明。新たな日程については、決まり次第発表する。株式交換比率を含む統合の条件や方式は変更しない。