調布小型機墜落で都を提訴=遺族が1億円請求―東京地裁

 東京都調布市で2015年、民家に小型機が墜落した事故で、亡くなった住民の鈴木希望さん=当時(34)=の母親宏子さん(61)が13日、遊覧飛行を許可したのが原因だとして、都などに約1億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、小型機は都が管理する調布飛行場から離陸直後に墜落した。死亡した機長は技量維持を目的とする「慣熟飛行」と申請していたが、実態は客を乗せた遊覧飛行だった。

 原告側は「都は遊覧飛行のための使用を認めない義務があったのに、認めた過失がある」と主張。機体を管理していた「日本エアロテック」(調布市)も機長に運航させた責任があるとしている。

 提訴後に記者会見した宏子さんは「都が許可しなければ事故は起きなかった。違法行為をさせない管理責任が都にはある」と話した。

 事故をめぐっては、警視庁が3月、無許可で遊覧飛行などを繰り返したとして、日本エアロテックの社長らを航空法違反などの疑いで書類送検。同庁は業務上過失致死傷容疑での立件を目指し捜査を続けている。 

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