軽井沢バス事故2年、「悲しい気持ち変わらない」=大学生の息子失った母

 長野県軽井沢町で大学生ら15人が死亡したバス転落事故から15日で2年を迎えるのを前に、亡くなった法政大3年だった西原季輝さん=当時(21)=の母親が12日、「今でも悲しい気持ちに変わりはありません」「季輝に会いたいという気持ちが消えることはありません」とするコメントを代理人弁護士を通じて公表した。

 コメントの中で、「朝起きると季輝の部屋に向かって『朝だよ。起きる時間だよ』と声を掛けてしまう」「季輝がいないことは分かっているのに、起きてくるような気がして、祈るような気持ちで声を掛けてしまう」と、悲しみが癒えない心情をつづっている。

 教師を目指していた西原さんがいじめ問題について熱心に語っていたことを振り返り、「志半ばで理不尽に命を奪われたことが本当に悔しい」と記した。

 事故後もバスの事故が続いていることについて「こんな凄惨(せいさん)な事故が起きたにもかかわらず、どうして事故が減らないのか本当にもどかしい」と訴えた。

 取り締まりを厳しくする仕組みや、事故を起こしたバス会社社長らを厳罰に処すよう求めるとともに「制度や抑止力だけでは避けられない事故をなくすためには、やはり社会全体の意識を変えていかなければいけません」と指摘。「事故がどんなつらく悲しい結果を生むのか、これからも私は訴え続けていきたいと思います」と結んでいる。 

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