昨夏の参院選をめぐる公選法違反事件で、広島県安芸高田市の児玉浩市長(57)は30日、記者会見し、先川和幸市議会議長に辞表を提出したと明らかにした。辞表は29日付。辞職の時期は「できるだけ早い時期にということで議会の判断を仰ぎたい」と述べた。

 現金授受をめぐる首長の辞職は、同県安芸太田町の小坂真治前町長、三原市の天満祥典市長=30日付で辞職=に続き3人目。

 児玉市長は辞職理由を「(市長を)継続することは市政運営に支障を来すと自ら判断した」と説明。「市民、関係者に深くおわび申し上げる」と謝罪した。辞職後については「後援会、支援者と話し合いたい」と述べるにとどまった。市によると、市長の在任期間が短いため、退職金は支給されない。

 児玉市長は衆院議員の前法相、河井克行容疑者(57)=自民離党=から昨年3月と同5月の2回にわたり計60万円の現金を受け取っていた。