2020年度予算案は27日の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立する。これを踏まえ、安倍晋三首相は同日中にも新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急経済対策を盛り込む20年度補正予算案の編成を関係閣僚に指示する。切れ目のない財政出動を通じ景気の底割れ阻止に全力を挙げる考えだ。

 20年度予算案の一般会計総額は102兆6580億円と過去最大で、昨年10月の消費税増税に対応する経済対策などを盛り込んだ。27日の参院予算委員会で首相と全閣僚が出席して締めくくり質疑が行われた後に採決、本会議に緊急上程される。

 ただ、同予算案には、新型コロナで打撃を受けた関連業界や所得減世帯への支援策がなく、政府・与党は現金給付や中小企業への資金繰り支援などを盛り込んだ補正編成を急ぐ。当初想定した日程を前倒しし、4月7日に閣議決定して21日に提出、大型連休前の24日成立を目指す。