新型コロナウイルスの新規感染者が東京都を中心に増加傾向にあることを受け、政府は29日、感染再拡大の恐れが否定できないとみて警戒レベルを上げた。緊急事態宣言を再発令すべき段階ではないとの立場は変えていないものの、関係自治体と緊密に連携し、推移を注視する方針だ。

 東京では29日まで4日連続で50人超の新たな感染者が確認された。政府は7月1日、京都大の山中伸弥教授らをメンバーとする有識者会議の初会合を開き、これまで講じた「対人接触8割減」などの対策の効果を分析。感染拡大防止に何が効くか見極めを急ぎ、第2波到来の可能性に備える。

 西村康稔経済再生担当相は29日の記者会見で「状況を緊張感を持って注視している。正直、嫌な感じだ」と語った。また、小池百合子都知事と30日に会い、対応を協議することを明らかにした。