【ワシントン時事】秋の米大統領選に向けた民主党指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会を来月に控え、最後のテレビ討論会が14日、同州で開催された。6人の候補者が緊迫化する対イラン関係などを論点に激論を戦わせた。

 支持率トップのバイデン前副大統領(77)は、トランプ大統領が指示したイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害について「われわれは地域と同盟国の支持を失った」とトランプ政権の対応を批判。「次の大統領はそれらの支持を取り戻さなければならない」と述べ、オバマ政権の副大統領としての外交経験をアピールした。

 支持率2位のサンダース上院議員(78)は、2003年のイラク戦争の開戦根拠について「私はうそだと思った」と述べ、イラク攻撃を支持したバイデン氏を非難した。バイデン氏は攻撃に賛成したことを「間違いだった」と率直に認めた。

 討論では、サンダース氏と支持率3位のウォーレン上院議員(70)の左派2人がどう応酬を繰り広げるかも注目された。ウォーレン氏が13日、サンダース氏から「女性では勝てない」と言われたことを暴露し、これまで共闘してきた2人が全面的に対決するとみられたためだ。

 だが、サンダース氏は「言っていない」と否定し、ウォーレン氏も「彼は友人だし、争いたくない」と述べ、矛を収めた。

 アイオワ州党員集会は2月3日に開かれ、勝利すれば指名争いに弾みがつく。経験不足が指摘されるブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(37)も大統領としての資質アピールに躍起となった。