【ニューヨーク時事】国連安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは、北朝鮮で2月下旬に開かれる暗号資産(仮想通貨)に関する会議が安保理決議違反の可能性が高いとして、参加しないよう警告した。専門家パネルが制裁委に近く提出する報告書を基に、ロイター通信が15日報じた。

 北朝鮮では昨年4月、ブロックチェーン(分散型台帳)と暗号資産に関する初の会議が開かれ、主催者はロイターに80超の団体が参加したと説明。会議に出席した暗号資産専門家の米国人はその後、対北朝鮮制裁逃れにつながる暗号資産情報を北朝鮮に提供した疑いで米当局に逮捕された。

 専門家パネルの報告書は、会議での発表に「制裁逃れやマネーロンダリング(資金洗浄)を目的とした暗号資産に関する議論が含まれるのは明白だ」と指摘。安保理決議は、北朝鮮の核・ミサイル開発や制裁回避につながる「金融取引や技術訓練、助言、サービス、支援」を提供しないよう加盟国に求めていると説明した。