【北京時事】中国政府は12日、新型コロナウイルスによる肺炎で、同日午前0時(日本時間同1時)までに1113人が死亡し、感染者は前日から2015人増え4万4653人になったと発表した。死者は97人増加。湖北省で94人、重慶市と河南、湖南両省で各1人の死亡が確認された。中国政府は毎日午前8時(同9時)をめどに全国集計を発表しているが、12日は約2時間ずれ込んだ。

 湖北省の感染者は1638人増の3万3366人。新たに確認された感染者は10日ぶりに2000人を割り込んだが、依然1500人以上が重体となっているなど厳しい状況が続いている。

 中国メディアによると、国の専門家チームトップの鍾南山氏は11日、人工知能(AI)などを活用した数学モデルの分析を踏まえ「2月中下旬にピークを迎え、減少を始めるという希望がある」との見通しを示した。中国では企業の操業再開に伴い、今後多くの人が帰省先などから都市部に戻るため、都市部は警戒を強めている。交通運輸省は、18日までに1億6000万人が移動すると見込んでいる。

 中国本土以外では、日本やシンガポールなど27カ国・地域で510人以上が感染。このうちフィリピンと香港で各1人が死亡した。