【台北時事】台湾の蔡英文総統の支持率が60%と、急上昇している。地元テレビ大手TVBSの最新世論調査で明らかになった。政府の新型コロナウイルス対策が奏功し、感染拡大を効果的に封じ込めていることが台湾社会から評価されている。蔡氏は、1月の総統選で史上最多得票で再選されたが、5月20日から始まる2期目を盤石な態勢で迎えそうだ。

 TVBSが今月20〜25日に実施した世論調査によると、蔡氏の支持率は2月中旬の前回調査に比べて6ポイント上昇。就任後の最高を2回連続で更新した。支持しない人は22%と、就任直後の18%に次いで低かった。

 調査では、蔡政権のこれまでの新型コロナ対策に「満足している」と答えた人が84%に達したほか、今後についても「政府の対策を信頼している」との回答が87%に上った。迅速な危機管理に加え、マスクの配給制導入などが台湾社会から広く支持されていることを示した。

 台湾の新型コロナ感染者数は27日現在、死者2人を含め累計267人。今月中旬から増加傾向を強めているが、大半が欧米など海外から戻った人たちの感染例だ。