【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市のデブラシオ市長は29日の記者会見で、7月6日を予定していた飲食店の店内飲食の再開について、「しばらく(再開を)停止するか修正するか、方法を考えている」と述べ、延期する可能性があることを明らかにした。他州でレストランやバーから新型コロナウイルスの感染が広がる事態が相次いでいることが理由。ニューヨーク州のクオモ知事も7月1日までに判断を下す考えを示した。

 ニューヨーク市は7月6日に入店者を50%に制限した上で店内飲食の再開を認める方向だった。しかし、他州では飲食店で相次いでクラスター(感染者集団)が発生。感染者が急増しているテキサス、フロリダ両州ではバーの営業が再規制された。一方、ニューヨーク州の隣州ニュージャージー州も29日、週内に予定していた店内飲食の再開を当面延期すると発表した。アリゾナ州もこの日、バーやスポーツジム、映画館などを1カ月閉鎖すると発表した。

 クオモ氏は記者会見で、「飲食店の店内営業は冷房のある密閉された屋内でウイルスが拡散し、問題になっている」と冷房による感染拡大への懸念を表明。また、ショッピングモールに対し、再開前に冷房に高性能フィルターを取り付けることを義務付ける方針を示した。