堺市の「堺 アルフォンス・ミュシャ館」、市博物館、「さかい利晶の杜」の3館で7月中旬から、アールヌーボーの芸術様式を代表するチェコ出身の画家・デザイナー、アルフォンス・ミュシャ(1860〜1939年)の生誕160年を記念する企画展が始まる。
 同市は寄贈により、約500点に上る世界有数の体系的なミュシャコレクションを持つ。「堺 アルフォンス・ミュシャ館」で開かれる「創作の軌跡」展(7月11日〜11月8日)では、修業時代から晩年までの足跡を、油彩画や素描、ポスターなど約70点の作品でたどる。
 パリで女優のサラ・ベルナールに見いだされ、美しい女性像や装飾的な文様を華麗に表現し、ポスター作家として時代の人気者となった前半生から、祖国の独立と平和を願う作品に注力した晩年までの変化に富んだ画業を味わえる企画だ。
 同館の川口裕加子学芸員は、「非常にデザイン性の高い、引きつけられる作品で、現代の目から見ても色あせない魅力がある。ミュシャに関心がない、あるいは知らない方々にも当館を楽しんでほしい」と話している。【もぎたて便】
[時事通信社]