宇佐美 潤祐 著
UNLOCK POTENTIAL 代表、元・ファーストリテイリング グループ執行役員 
四六判/260ページ/1600円+税/東洋経済新報社 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 本書のタイトルとなっている「リード・ザ・ジブン」とは、"過去最高の自分を育て、仲間を育て、最強チームをつくる"手法である。全人格リーダーシップ教育機関ISLの創設者である野田智義氏の「リード・ザ・セルフ」を原型としたもので、その考えに強い衝撃を受けた著者が、これまでの自身の経験や考え方・価値観を深く洞察していく中で編み出したものだ。
■ 「リード・ザ・ジブン」を実践するための要素として、「自分事化(じぶんごとか)」と「絆づくり」の二つを挙げる。「自分事化」とは、自分自身への深い内省を通じて知った自分の「志」を、会社の目指す「ありたい姿」にシンクロさせ、自分の仕事に意味付けをすること、「絆づくり」とはチームメンバーとの間で強いエモーショナルな絆をつくることを意味する。これらを行うことで、自分と仲間・チームメンバーが相互触発しながら「過去最高の自分を育て、仲間を育て、最強チームをつくる」ことができるという。この手法を磨き上げ、実践してきたプロセスについて、著者の半生を振り返りながら詳述していく。
■ この「過去最高のジブンを育て、仲間を育て、最強チームをつくる」プロセスの具体例として、ファーストリテイリングの事例を取り上げている。2012年から2016年にかけて経営者育成に携わった著者の実体験をベースに、同社の人材育成のノウハウがリアリティを持って描かれている。こうした取り組みや「リード・ザ・ジブン」を自ら実践する著者の姿は、会社人生にモヤモヤを感じているビジネスパーソンにとって、自分の人生の目的・意味を再発見するためのヒントとなるだろう。

 



リード・ザ・ジブン ユニクロで人材育成の責任者をやってみた。

内容紹介
ファーストリテイリング(ユニクロ)で人材育成機関(FRMIC)担当の執行役員を務めた人物による人材&チーム育成術。自分自身が一体何をやりたい人間なのかを深く内省・洞察し、「志」として結晶化。そして、各個人の「志」を会社の目指している「ありたい姿」とシンクロさせ自分の仕事に意味づけをし“自分事化”し、更に“自律自走人材”、“過去最高の自分”に進化させ、そして「志」を仲間と共有し、互いの志に共鳴しながら「同志」のチームとしての切磋琢磨を通じて、「仲間を育て」ることにより、ラグビーのオールブラックスのような、阿吽の呼吸で、状況変化に臨機応変に対応しながら全員で攻撃ができる、予測不可能なものが多い時代に勝ち残れる“最強チーム”をつくりあげる。
ジンジュール