小鍛冶広道(編集代表)ほか 著
A5判/416ページ/3800円+税/中央経済社 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 新型コロナウイルス感染症の流行と、それに伴う緊急事態宣言の発令を受け、在宅勤務制度や一時帰休を急きょ採り入れざるを得なかったという企業も多く見られた。人事担当者は、未曽有の事態を前に、日々対応に追われているのではないだろうか。本書は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い発生する人事労務上の諸問題について、日頃から労務問題を取り扱う第一線の弁護士と社会保険労務士が全61問をQ&A形式で解説したものだ。
■ それぞれのQ&Aは冒頭部分にまとめて記載されており、Q&Aの後には法的対応や実務上の留意点を解説する構成となっているため、関心のある設問に絞って探すことも可能だ。第1章「業務運営(業務指示等)をめぐる諸問題」では、「マスクの着用指示」「PCR検査を受けるように指示することの可否」等、実際に企業の中で起こり得る身近な問題を取り扱っている。第2章「休業をめぐる諸問題」では、休業手当の要否や支払い上の留意点を述べ、第3章「人員調整・人件費削減をめぐる諸問題」、第4章「労働者派遣・請負をめぐる諸問題」など、多くの企業で悩みどころとなるテーマを正面から取り上げている点が本書の大きな特長だ。
■ 第5章「テレワークと柔軟な働き方をめぐる諸問題」は、テレワークの規則作成留意点や派遣労働者と在宅勤務をめぐる問題にも触れ、第6章「労災・安全衛生・労働組合をめぐる諸問題」では、安全委員会や健康診断等の実施延期についても説明する。第7章「各種助成金・労働保険・社会保険・税務をめぐる諸問題」では、利用できる助成金や、労働保険料等の納付猶予の特例等を令和2年6月18日時点における情報に基づき解説している。本書を片手に"withコロナ"時代の労務問題を乗り越えていただきたい。

 



新型コロナウイルス影響下の人事労務対応Q&A

内容紹介
新型コロナウイルスの人事労務対応に関する現場の疑問をスッキリ解決!

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、最新の人事労務対応をQ&A形式で解説。業務運営、休業、人員調整・人件費削減、テレワーク等の疑問に丁寧に答える。各種助成金、労働保険、社会保険、税務に関する申請実務もフォロー。
ジンジュール